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第44回岸田國士戯曲賞受賞作品

「兄帰る」

作:永井愛

第9回読売演劇大賞・優秀作品賞受賞作家)

姉弟、縁者からも鼻つまみの長男が
十六年ぶりに突然帰ってきた。
てんやわんやの大騒動。
そこから見えてくる嘘と真実。
登場人物と自分を重ねて見れば
おもしろさ倍増します。



演出:伊藤幸夫

あらすじ・解説
三時間の大作ではあるが、ストーリーは単純でわかりやすい。詐欺横領事件をおこした長男の幸介が十六年ぶりに弟を頼って帰ってくる。ホームレスの格好をして。 すでに両親は亡く、弟夫婦と姉だけだ。迷惑このうえない。兄を追い出すにはダンボール会社の叔父さんと酒屋の叔母さんに頼るしかないが、叔父さんと叔母さんはたいへん仲が悪い天敵同士。まさにてんやわんやの大騒動が始まる。一方、保つの嫁の真弓は評判の正義論者で叔父叔母のやりかたに反対するばかりか、息子の所属する野球クラブの運営にも批判的だ。トラブル続出。
 悪事を重ねてきた幸介は、なんとか真面目に生きようとしている。正義論者の真弓にひかれ、好意を持ち始めるが、その真弓の虚飾も見やぶられてしまう。
 庶民の日常・事件を描きながら、人間の表裏を鋭く摘出してみせた作者の手腕は見事である。
上演日【開演時間】:
2002年5月25日(土)
2002年5月26日(日)
【18:00】
【13:00】【18:00】
公演舞台会場:
サールナートホール
入場券:

一般:2,200円 (前売一般:2,000円)
学生:1,700円 (前売学生:1,500円)




  • このスタッフ・配役表は2002年5月上演時のモノです
『兄帰る』ス夕ッフ(敬称略)
永井 愛
演出
伊藤幸夫
舞台美術
大石治孝
照明
山口久雄(山口オフィス)
音楽
福島尚哉(池田山音楽工房)
音響効果
湯上愛子
大道具
静芸舞台部
小道具
静芸小道具
舞台監督
伊藤幸夫
舞台監督助手
伊藤 瞬
鶴田尚子
近藤有希
本目真知子
新村みさ子
制作
小原輝夫
役名
役者(敬称略)
中村幸介
(中村家の長男)
岡島元男
中村真弓
(保の妻)
村松麻美子
中村 保
(幸介の弟)
中川正臣
小沢百合子
(幸介の姉)
西岡いつ子
小沢正春
(百合子の夫)
田中信矢
中村昭三
(幸介の父の弟)
山崎三郎
前田登紀子
(幸介の母の妹)
生井節子
金井塚みさ子
(真弓の友人)
鈴木幸世





公演年表

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舞台写真

観客感想


舞台写真


第1場・実印


〈実印が心配となり幸介のいる
二階へ走る真弓〉

[村松麻美子・西岡いつ子]


第1場・16年ぶりの再会


〈「出て行け」と鮮やかに言うために、
口紅を塗り直す百合子〉

[中川正臣・西岡いつ子]



第1場・路上生活者姿の幸介


〈鼻を覆うようなにおいを放つ幸介の登場〉

[岡島元男]


第1場・真弓、幸介への疑い


〈16年前の行方不明原因となった
事件について質問する真弓〉

[村松麻美子]







第2場・叔父に頼む再就職


〈叔父の昭三に、幸介の再就職先の
世話を頼みこむ百合子と保〉

上[西岡いつ子]
下[山崎三郎・中川正臣・西岡いつ子]


第2場・兄貴への経費


〈突然やってきた兄貴にかかるお金を
百合子にも出してもらおうと
相談する保と真弓〉

[西岡いつ子・中川正臣・村松麻美子]



第2場・野球部お世話連批判


〈息子を一緒にファームステイに送り出した友人の金井塚より、
換わりに不参加となった野球部合宿の父兄幹部からの
批判が二人にでているらしいと聞く、真弓〉

上[岡島元男・鈴木幸世]
下[鈴木幸世・村松麻美子]


第3場・叔母にも就職お願い


〈昭三叔父さんだけでは心配になり、
叔父とは天敵の登紀子おばさんにも
兄貴の再就職をお願いするの保〉

上[生井節子]
下[生井節子・中川正臣]



第3場・正直に告白

〈叔母さんの天敵の昭三叔父さんにも
再就職先のお願いをしていることを
告白しようとする幸介〉

[村松麻美子・岡島元男・生井節子]

第3場・昭三 対 登紀子


〈とーっても仲の悪い二人が鉢合わせ
火花がビリビリ飛び散る〉

[山崎三郎・生井節子]

第3場・履歴書を破り捨てる叔父

〈登紀子叔母さんにも再就職を頼んでいるとの
幸介の告白に、怒り出し怒鳴り散らしながら
帰ってしまう昭三叔父さん〉

[山崎三郎]

第4場・叔父からの電話


〈金輪際と大見得きって帰った昭三叔父さんから、
幸介に考え直して先方に会ってほしいと
伝えてくれとの電話を受ける保〉

[中川正臣]


第4場・批判の確認

〈野球部の親たちから自分たちに
批判がでていると聞き真相を電話で
確かめようとする真弓〉

[村松麻美子]

第4場・百合子の夫

〈忙しいところ冷蔵庫の修理にやっと来てくれた
電気メーカー修理部に勤める、百合子の夫、正春〉

[田中信矢]



第5場・叔父さんの土下座

〈大口の取引先でもある再就職紹介先から
どうしても幸介に会ってみたいといわれ
断り切れないから会ってくれと、
とうとう土下座を始めた昭三叔父さん
見かねて百合子・保も土下座〉

上・下[村松麻美子・中川正臣・山崎三郎
・西岡いつ子・田中信矢・岡島元男]

第6場・叔母さんのお芝居


〈袖の下まで渡して説得し、叔母さんに
一芝居うってもらって幸介に酒屋の店員を
諦めさせようとする百合子と保だが、
どうしてもクサイ三文芝居になってしまう〉

上[西岡いつ子・中川正臣・生井節子]
下[生井節子]



第6場・誓いの儀式

〈金井塚より野球部お世話係の批判が自分一人に
集中していると聞かされ心の揺れる真弓に、
幸介もも再就職先で嘘の履歴書の告白をするからと
言い‘指切りゲンマン’で誓い合う二人〉

[村松麻美子・岡島元男]

第6場・口止め料


〈過去の過ちを知っている幸介に黙っていてもらうため
一人で何とか工面した大金を、幸介に渡そうとする正春〉

[田中信矢]


第7場・連帯保証人

〈風にゆれた掛け軸の裏から、保の実印の押された
連帯保証書類を発見し、幸介に突きつける真弓。
行方不明の原因となった横領金額の1.5倍であった・・・〉

[村松麻美子]

第7場・嘘つきの正体


〈新しい商売をまじめにやって為に必要で、
幸介にとって唯一の希望であった書類を
破り捨てられ、正体を現し反撃に転じる幸介。
固まって抵抗しなくなった真弓に唇を近づける・・・〉

上・下[村松麻美子岡島元男]



第7場・正論のミニバラ

〈来たときと同じく、手ぶらで出ていったはずの幸介が
庭に戻り真弓の一番好きだといっていたミニバラの鉢を
持って去る〉

[岡島元男]



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「兄帰る」の観劇感想

〜好評・不評エトセトラ〜


誠に失礼ながら都合上、お客様の敬称を略をさせていただいております。御了承下さい。

掲載未定

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劇団一同、次回作の取り組みに活かさせていただきます。