上演作品のご紹介


舞台紹介観客感想

第41回静岡県芸術祭参加
サールナート協賛 ステージファイト2002

貧困と家族の葛藤に苦悩する
等身大の人間啄木を描く傑作評伝劇

演目  :『泣き虫なまいき石川啄木』

作:井上ひさし


友情・親子愛・夫婦愛の真実
貴重な啄木日記が残された謎
生活から生まれた啄木短歌の魅力
永遠の愛をうたう辛口喜劇

演出:伊藤幸夫

上演日【開演時間】:

2002 11/16(土)
2002 11/17(日)

18:00開演
13:00・18:00開演

公演舞台会場:

入場券:

一般:2,200円 (前売一般:2,000円)
学生:1,700円 (前売学生:1,500円)




  • このスタッフ・配役表は予定のモノです
  • 役名あたまに○の付いているのは、すべて男役となります
『泣き虫なまいき石川啄木』
ス夕ッフ(敬称略)
井上ひさし
演出
伊藤幸夫
舞台装置
大石治孝
照明
山口久雄(山口オフィス)
音楽
福島尚也
音響効果
松沢広樹
衣装
小島真木
生井節子
山崎三郎
髪結
鈴木英子
小道具
渡辺美樹
舞台監督
岡島元男
写真
西原寛(写真のくりえ)
制作
小原輝夫
役名
役者(敬称略)
○石川一
中川正臣
石川節子
村松麻美子
石川カツ
生井節子
○石川一禎
○英国聖公会伝道医師カルバン博士
山崎三郎
○伝道師候補生金本くん
森島永年
片山カノ
西岡いつ子
○金田一京助
田中信矢
婦人伝道師マッキントッシュ
鈴木幸世
石川光子
鶴田尚子




公演年表

舞台紹介

舞台写真

観客感想


舞台写真

舞台撮影:西原寛(写真のくりえ)


1 事ありげな初夏の夕暮れ

明治45年5月2日(木)午後おそく

第1場・片山家離れ


〈病気の養生に英国聖公会の北条伝道所カルバン先生を訪ねて来た石川節子〉

[西岡いつ子・村松麻美子・山崎三郎]


第1場・啄木日記


〈運んできた亡き啄木の原稿と日記について語る節子〉

[西岡いつ子・村松麻美子・森島永年]


第1場・本郷弓町二丁目の生活


〈原稿整理のために啄木の日記をためらいながら読み始める。
明治42年7月29日(木)のあつい夏の頃へ・・・〉

[村松麻美子・西岡いつ子]



2 氷

明治42年7月29日(木)昼過ぎ

第2場・日記を付ける石川一(啄木)


〈氷をする騒音と夏の暑さにに絶えきれず、筆を置く〉

[中川正臣]




第2場・啄木と金田一


〈良き理解者で一(啄木)の才能を愛する、子供の頃からの友人
金田一京助から援助のお金を受け取る石川啄木〉

[中川正臣・田中信矢]


第2場・姑と嫁の確執


〈金田一さんへのあいさつ中も、火花飛び散るカツと節子〉

[中川正臣・田中信矢・生井節子・村松麻美子・鶴田尚子]
[田中信矢・生井節子・村松麻美子]
[生井節子・村松麻美子]




第2場・母と娘の親子喧嘩


〈夏休みで遊びに来ていた一の妹光子が、
函館の資産家である一(啄木)の親友宮崎郁雨からの求婚を
兄(啄木)を通じて断ったときき、問いただすカツ。〉

[生井節子・鶴田尚子]


第2場・貧乏家庭のイザコザ


〈家庭は恐ろしいと、わめき背を向ける一(啄木)や泣いているカツを見かねて、
ついに服まで差し出す金田一京助〉

[中川正臣・生井節子]
[田中信矢・村松麻美子・鶴田尚子]




3 自殺常習人

明治42年10月14日(木)午後六時半

第3場・カツの手紙


〈節子に家出された一(啄木)が“死ぬ機会を探しいてとても危険”と、
カツから速達葉書を受取り、あわてて駆け付けてきた金田一。
二人協力して阻止を誓う〉

[田中信矢]
[田中信矢・生井節子]


第3場・女郎花に一礼


〈昨日まで自殺しかねない様子だった一(啄木)が、花を片手に妙に元気に帰ってきた〉

[生井節子・中川正臣]


第3場・自分を信じる


〈妻に捨てられ死んだも同然だった一(啄木)、“自分で自分を信じる”ことを悟る〉

[中川正臣・田中信矢]


第3場・生きて行きます


〈自殺を思いとどまるようにと懇願する金田一・カツに、
一(啄木)は自分を信じて生きてゆく事を宣言する〉

[中川正臣・田中信矢・生井節子]


第3場・飯台の帯


〈首を吊られてはいけないと隠した一(啄木)の帯を本人に見つけられる。
一(啄木)は二人の優しさにとても和んだ表情に変わる〉

[中川正臣・生井節子]



4 父の上京

明治42年12月20日(月)夜おそく

第4場・父(一禎)の説法


〈突然上京し一(啄木)の所に転がり込んできた父(一禎)。
銭湯帰りに節子の綿入れを勝手に質にいれ、
手にいれた酒をあおりつつ自分勝手な説法を始める〉

[村松麻美子・山崎三郎]


第4場・実人生の白兵戦


〈父(一禎)を巡る過去の話を持ち出して、大白兵戦が繰り広げられる〉

[村松麻美子・山崎三郎・生井節子・鶴田尚子]


第4場・父との口論


〈実人生の必要品として詩や小説が必要なんだと
訴える一(啄木)の、父(一禎)との対立〉

[中川正臣・村松麻美子・山崎三郎]




5 国禁の書

明治44年1月27日(金)午後五時過ぎ

第5場・長男の位牌


〈小さな仏壇前で、昨年十月に生まれてすぐに
死んでしまった“長男・真一”について話す〉

[鶴田尚子・村松麻美子]


第5場・苦しい暮らし


〈禅僧ぶって仕事の続かぬ一禎に、あきれ果てガミガミ文句をいうカツ〉

[生井節子・鶴田尚子・村松麻美子・山崎三郎]




第5場・思想論争


〈幸徳秋水らの大逆事件にて思想対立。
大喧嘩の後、ふたりとも泣きながら絶交し別れる・・・〉

[中川正臣・田中信矢・山崎三郎・鶴田尚子」
[中川正臣・田中信矢」
[中川正臣・田中信矢・村松麻美子・山崎三郎・生井節子・鶴田尚子]


第5場・仏壇の質入れ


〈酒代ほしさに、真一の仏壇をコソコソ質屋に入れて帰ってきた父(一禎)の懐より、
五合徳利を見つけ、物凄い形相で詰め寄る光子〉

[山崎三郎・鶴田尚子・生井節子・村松麻美子]
[山崎三郎・鶴田尚子]




第5場・弱点あっての人間味


〈父(一禎)は一杯ぐいっと飲み干して、
平然として禅僧としての一見識を説く。〉

[中川正臣・生井節子]



6 髪を断つ

明治44年9月上旬正午近く

第6場・節子への恋文


〈一(啄木)の親友である宮崎郁雨かららしい恋文が節子に届く、
みんなに問いつめられる節子だが、じっと動かない〉

[村松麻美子]




第6場・カツの詰問


〈郁雨との中が、どこまで進んでいたのか問いつめるカツ。
最後まで進んでいたのかどうかの話となり、
聞き続けられなくなる一(啄木)〉

[中川正臣・村松麻美子]
[村松麻美子・生井節子]
[村松麻美子・生井節子・鶴田尚子]


第6場・取り乱す金田一


〈自分の妻に恋文が届いたと握りしめながら
助けを求め飛び込んできた金田一、
その恋文を読み進むごとに、頭を抱えのたうちまわる〉

[中川正臣・田中信矢]





第6場・生きる道


〈石川くんにはこの気持ちはわからない!と、激する金田一は、
生きる道を教えて欲しいと一禎にすがる〉

[中川正臣・田中信矢]
[山崎三郎・田中信矢]


第6場・髪を断つ


〈金田一の様子から一(啄木)の苦しみを察したのか階段を駆け下りていった節子。
宮崎という男に手紙を書かせたのは、わたしに
心の隙があったのだと、髪を断ち一(啄木)に差し出す〉

[村松麻美子・鶴田尚子・生井節子]



7 咳の音

明治45年1月或夜

第8場・やさしいカツ


〈これまで考えられないようなやさしい言葉を
節子にかけるカツ。その不自然さに呆然と立ちすくむ〉

[中川正臣・村松麻美子・生井節子]


第8場・親切の競い合い


〈三人は自分に親切にしてくれた相手をジーとみる・・・結核病だとわかり〉

[中川正臣・村松麻美子・生井節子]



第8場・一瞬の光


(近々死を迎えるとわかって、初めて相手を思いやり、
ひっしと抱き合い涙を拭い合う二人〉

[村松麻美子・生井節子]


第8場・長いトンネルの先


〈ひっしと抱き合う二人を見て、心から、人生の光を感じる。
二人にゆっくり近寄って肩を抱く〉

[中川正臣・村松麻美子・生井節子]



8 事ありげな初夏の午前(ひるまえ)

明治45年5月4日(土)正午近く

第8場・牛肉入り特性スープ


〈伝道師候補生金本くんが、静養中の石川節子のもとに
昼食のスープを届けに来るが、海に出ていたので呼び寄せる〉

[森島永年]


第8場・啄木日記


〈崩れてしまった日記の山に気づき、読み出す。
やがて来るカルバン先生に人生の意味を問う〉

[森島永年]
[森島永年・鈴木幸世・山崎三郎]



第8場・啄木の遺言


〈“自分が死んだら日記は全部焼き捨ててくれ”との遺言どおり
焼いてしまいましょうと持ち去ろうとされる日記を見つめ続ける節子〉

[村松麻美子・西岡いつ子・森島永年]


第8場・みんなが居る、日記


〈焼いたらみんな居なくなってしまう・・・。
もう一回、夫に叛く事を決意した節子。
夫の日記に武者振りつく〉

[西岡いつ子・村松麻美子・森島永年]
[西岡いつ子・村松麻美子・森島永年・鈴木幸世]
[西岡いつ子・村松麻美子・森島永年・鈴木幸世・山崎三郎]








舞台紹介観客感想

「泣き虫なまいき石川啄木」の舞台感想カード

〜好評・不評エトセトラ〜





 すごくよかったです。これだけ長い作品をあきさせることなく、最後まで楽しませて頂きました。ものほし台の出し入れがちょっと大変そうでしたか?舞台転換もスムーズでよかったです。しみじみとした気持ちになりました。
松澤素子 様


 井上ひさしと石川啄木のファンです。だから「泣き虫なまいき石川啄木」一度みたい、とずーっと思っていました。とても面白かった!
節子と啄木の母が抱き合うシーンでは泣いてしまいました。家族について、私もよく考えてみたい。
長尾有祐子 様


 劇中にはまりました。その時、その時代の石川啄木一家の苦労の生活の中での一人一人の人間模様が最高の演技を見ることが出来ました。劇団員の皆さん更に頑張ってくださることを祈ります。
守屋定男 様


 楽しかったです。
鈴木康平 様


 家族一人一人の個性がいっぱいで、とても良かったです。
安本みよ子 様


 長時間、長い台詞を、とても大変だと思いました。とてもおもしろかったです。また楽しみにしております。
小澤恵美 様


 本もよくできてておもしろいなァと思った。役者も上手、アクタレ坊主がいい、表情も良かった。芝居は見たことなかったけど、いいもんだナァと思った。次回も頑張って下さい。
長谷川和江 様


・舞台の場変わりが暗い短い時間の中での早変わりみごとでした。
・役者あちの着付けもとてもよかったです。
・装置の左側の白いスチロールみたいな所がちょっと場違いなような気がした。
なまいきな事いってごめんなさい。
久保田敏子 様


 人間って不思議ですね。これからどの位、人間を続けてゆけるのか、妻と一緒に見せて頂きました。ありがとうございました。自分の人生を大切にしてゆきたいです。
水上勉 様


 とっても楽しかったです。
浦河佐織 様


 毎回楽しみに見せて頂いています。これからも見させて頂きますので、みなさんがんばってください。熱演、期待しています。
島田淳 様


 みんな演技が上手でおもしろかったです。また見に来たいです。まみりんかわいかったです。
小池良子 様


 役者の皆さんのアンサンブルがすばらしく、楽しく拝見しました。最近見た静芸の舞台の中では出色の出来ではないかと推察致しました。楽しさと哀感がほどよくブレンドされた音楽がよかったですね。
井出聖吾 様


せっかくの素晴らしい作本が少ない観客の前で演じられるなんて…でも非常に良い演劇だと思います。楽しかった。(悲しみも含めて)本当に良い芝居だった。父役とは母役のご両人は特に素晴らしい。
無記名


役柄が大変良く合っていて、それぞれの特徴をとらえていて大変良かったと思いました。
無記名


現在の我々の日常生活で思い当たる事柄が織り込まれ、身につまされました。親と子、嫁と姑、いつの時代もむずかしいものです。啄木の父親母親役のお二人の存在感はすばらしいと思いました。
無記名


とても楽しませて頂きました。
増井幸亮 様


どちらかというと暗い重い内容ですが、台詞回しと、合間の音楽でホッとさせられました。とてもよかったです。
無記名


みんなとても上手で感動しました。せりふが方言で大変でしたでしょうが、自然に聞けました。
無記名


啄木はこんなにも激しい性格だったのですか?もっと物静かな人物だと思っていました。とても全体がコミカルで軽妙で楽しませて頂きました。サブチャン二役大変でした。味のある演技でした。いろいろ考えさせられる、それぞれの人間性の違いをよくまとめて楽しいモノにしていただき、見応えがありました。大道具もよくできてました。会場がとても寒かったです。
島 様


一人一人の持ち味が100%出ていてすばらしかった。すばらしい演技力に参った。
無記名


特別これと言って何が良い、悪いと挙げることは出来ない。此素人が見た意見等、小さき事だ。私は最初、舞台という物をナメていた。…演技1つ1つに意味や感動を表現する事が出来る訳ない、そう思っていたのだ。ところが、岩手(東北)の方言に至ってから、石川啄木の人生にしても、1つ1つがよく研究されており、それが演技に現れる喜怒哀楽へとつながっている。誰にでも親しみ易い文学家、石川啄木の人生からおりなす喜劇、感服しました。どこにでもある様な家庭風景、嫁姑問題、思想の相違、着目すべき点はいくつもありますが、全てにおいて共通し得る事…本気の目だった。舞台上で幾つもの表現をする役者に敬意を表します。
…田中信矢、良かったよ。…負けたわ…。明日もがんばれ。また機会があれば見に行きます。
佐藤浩次 様


前半を観て感じた事。井上氏の作品は井上氏の語り口があると思います。そこから出てくるテンポと間があるのではないでしょうか。それが役者さんにも演出にも感じられないので、何とも単調な印象となってしまっています。ここから終演後です。中川さんと田中さんは、セリフが身体を通って出ていません。演出家もいっしょった努力をすべきところだとおもいます。厳しい事を申し上げましたが、感心したところはたくさんありますが、申し上げる時間がありません。おもしろかったのですが、気にかかった所だけ申し上げました。後ほど手紙を差し上げたいと思います。
原田一雄 様


一禎さんが最高でした。次に何を話すか楽しみでした。日常を忘れ、のめり込んで見る公演の一時をいつも楽しみにしております。
無記名


おもしろかったです。自分の人生とてらし合わせてみてしまいました。
無記名


おもしろかったです。
無記名


泣いたり笑ったりしました。とても良かったです。もっと石川啄木の事、知りたくなりました。
武井朋子 様


静芸の舞台をはじめて拝見致しました。サールナートホールが小さいのでセリフが少しオーバーに感じましたが、幕が進行するうちに、面白さが交わり不自然さが消えていきました。区切りの音楽も「第三の男」を思い出したりして、最初は「変だな?」とおもいましたが、いつの間にかその思いも消えました。
洗濯物が殆どタオルでしたが、もう少しゴチャゴチャと生活感をだしてもよかった様に感じました。
石川啄木の人生の悲劇を喜劇的にとらえた中の人生感も心に残り、最後になる程面白く、井上ひさしの原作の力量の大きさを感じました。出演者の熱演もすばらしかった。益々のご発展を期待致します。有難うございました。
永井 様


・貧しい中で必死に生きる それぞれの姿がユーモアを交えて描かれており、3時間があっという間にすぎた思いでした。私としては妹役に興味が持てました。
・これからも良い作品を!!頑張ってください。
無記名


良かったです。今後も頑張ってください。
森藤 様


それぞれの役柄にぴったりのスタッフの演劇に心から感ずる事が出来ました。すばらしい公演でした。次回を楽しみにしております。
荒井文子 様


井上ひさしの作品は好きで今までにもかなり観ていますが、台詞が多く、上演時間が長いので、観る方は楽しいのですが、上演する方々は大変だと思います。長時間の上演ご苦労様でした。とても楽しかったです。
巣山雅子 様


楽しくて良く笑いました。シワが増えたかも。せつなくて2回泣きました。皆はまり役な劇だったと思う。さぶちゃんの役凄く良かった。死んだおじいちゃんに似てた。
無記名


現代のように欲望をいつも満たせる状況の中では啄木の詩は書けない。とても感動!
無記名


とても良かった。役者さんが役になりきって、上手に演じていたし、暗い、貧乏な家庭の中を題にしたものなのに軽妙な音楽で場をつないでいったのも良かったと思いました。台本がすばらしい!!台詞が生きてました。一禎の台詞が良かった。
丹下幸子 様


3時間がとても短かった。良かったです。
無記名


役者さん、それぞれ達者でした。啄木と金田一さんの人柄が、少し掴みにくかったです。
無記名


笑いあり、涙あり、大変な熱演でした。ありがとうございました。
無記名


・ブラボー!
・ごくろうさま!!
・次回公演を楽しみにしております。
宮 秀雄・雅江 様


今まで見た中で一番良かったと思います。これからも頑張って下さい。で、がんす。
無記名


久し振りに観させて頂きました。テレビなどで観る劇とは違い、生の迫力を感じながら、楽しませて頂きました。
啄木の一面を知ったような気がし、今度今までとは違った啄木の歌を今までとは違った気持ちで楽しめそうです。
田中くんがかなりうまくなってきたように思い、感動しました。これからの活躍を期待します。
川口順功 様


笑いで息を抜けるところもあり、真剣に考えさせられるところもあり、最後は泣かしてもらいました。とても心にうったえかけるものがある劇だったと思います。良かったです。
小林 様


今回は方言がからんで台詞も難しかったと思います。又、山崎先生も二役で大変だったと思います。これからも観客が疲れない、又癒してくれる演劇を期待しています。中川くん主役ご苦労様。次回を楽しみにしています。女房もやせたねぇ、ダイエットの成果を認めていました。ありがとう。
谷口新一 様


主演の男性の方、よかったです。
山下清 様


とてもおもしろく、わかりやすいお話でした。ユーモアもあり笑えました。また是非みてみたいです。
山下布美子 様


ところどころギャグが入っていて面白かったです。難しい人だけど、人格がよくわかったような気がします。次も楽しみにしています。
森洋之 様


家族愛を感じさせるとても良い作品で感動しました。所々ほのぼのとした点も良かったと思います。又ぜひ良い作品を期待しています。
佐藤佳代子 様


お父さんが端から見ていると救いようのないオヤジに見えるけど、全然そんな気がしなかった。すごく印象に残る役でした。死が近づくとこんなにも優しくなれる「人間って不思議なものだなぁー!」ていうセリフが心に残りました。森島さん、皆様お疲れ様でした。
向山大地 様


家族とは何なのか?人間とは?と考えさせられました。人は一人では生きられないものなんだと改めて思った。静岡にこういった劇団があるのはとても貴重だと思う。お疲れ様でした。
佐藤七美 様


・舞台がシンプルでとても良かったです。(あの柱は本物ですか?作ったとしたら凄くリアルでした。屋根も上手、ふすまはどこから持ってきたんですか?丁度良いセピア色ですね。ちゃぶ台よく見つけてきましたね。)
生井さんのお母さん役がいい味出していました。うりの様なヘアーカラーも良かったです。
・啄木の自殺さわぎがあった時、妻によって自分の自信を支えてもらっていた啄木が妻によって自信を持つのではなく、自分で自分を信じ始めた啄木、うらやましいです。私も人の言われた事に振り回されず自分に自信を持ちたいです。
金田一さんのキャラもいいですね。(優しい嘘も良いかも…)
実人生の苦しみの時、詩や小説で慰められたらいいと思った啄木、スピード時代のパサパサとしたこの世の中、これからは癒しが必要だと思います。
服装など、時代感がとても良く出ていました。長いセリフをよく覚えましたね。感心しています。一人一人、いい味がでていました。人物研究を良くしたのでしょうね。三時間に渡るお芝居でしたが、もっと短く感じました。内容が良かったので時間を感じさせませんでした。沢山練習した事と思います。ご成功おめでとうございます。これからも頑張って下さい。
カルバン博士と啄木の父の演技の違いも面白かったです。感動しました。最後のシーンで涙が…ヤバイ。
稲葉尚子 タロー 様


苦しい生活もギターの音楽でカイテキでした。真にせまる演技が心にひびきました。生きていくって、生活するってほんとに厳しいものです。今の生活を大事に思わなくてはならないとつくづく感じました。
太田和子 様


初めて観劇しました。とても声が大きくてびっくりしました。できれば、私たち中学生にも面白いと思う、作品を作って下さい。
川口順平 様


面白かったです。お芝居を見るのに、まずそのことがいちばんではないでしょうか。楽しんで見るものでしょう。登場人物、それぞれ好演していて、特に光子役の鶴田さん、初々しくて素敵です。人生って大変ですね。そのことを改めて考えました。ありがとう。とても感激しました。
望月桂子 様


非常に楽しませて頂きました。三時間もの長い時間お疲れ様です。幾度かしゃべるのがつっかえたように聞こえたのはおしかったです。一度、場の頭で音響を間違われたのでしょうか?全体的に「笑い」の点でも見させて頂きましたが、おじいちゃんとおばあちゃんの夫婦はいいキャラしてると思います。大人の笑いだなぁと思いました。勉強になりました。ありがとうございました。
大崎健志 様


みなさんの熱演とてもすてきでした。啄木をめぐる人間関係、よくわかりました。ただみな同郷の人たちだと思うのですが。方言のとても強い人とほとんど標準語の人、同じ人物でも場面によっての違いなどがよくわかりませんでした。演出方針ですか?
三郎先生の舞台初めて見させて頂きましたが、役達者なこと、すごいですね。ドーンと存在感がありました。(前半まで)全編を通してお母さんの演技にすっかり引き込まれました。大人のすばらしい舞台でした。又啄木の作品を読んでみようと思いました。
杉本信夫 様


最初から最後まで観客の目を引きつける内容と演技でした。啄木と金田一の対話演技は熱のこもった見応えのある演技でした。他方、一禎の枯れて少しとぼけた演技も好演でした。一方カツと一禎とのやりとりは見事でした。
節子が髪を切ってあやまる場面、カツと節子が最後に抱き合う場面、節子がこの日記を焼かれれば、夫、金田一、そして私自身が無くなると焼却を最後に拒んだ場面は涙の出る感動を覚えました。もう一度みたくなる公演でした。舞台にはSTAFF皆さんのかくれた努力の跡が感じられました。
伊藤良夫 様


脚本が良いと舞台公演も実りある内容になる、まずそう感じました。石川啄木の歌は或る程度知っていましたが、その人となり、家族の事は劇で初めて知りました。
嫁と姑の問題は人間の永遠の課題だと、何時も思います。姑役の生井さん、 一禎役の山崎さん、素晴らしかったです。啄木役は私が想っていたイメージと異なる。とても26才で死亡する肉体とは思えない健康的な啄木でした。(やせて病弱と思ってた)食うや食わずの赤貧は、やせているが、今の人は皆恵まれ体格が良いですね。
寺田雄三 様


石川啄木について、今迄作品のほんのの一部でしか知らなかったのですが(きれいに思っていた)人間経済的に貧しい事と、精神的な貧しさについて考えさせられた。お父さんの禅僧が人間の本性というか人の業のようなものが胸にきました。
無記名


観劇させて頂きありがとうございました。中川さん、村松さんらが好演されており、たのもしく感じました。
・転換の効果音も軽妙で良かったです。
・髪を切った節子のかつらの前髪が気になりました。
来年予定されている真木さんの作品も楽しみにしていますので、益々のご活躍を期待しております。
大場奈保美 様


一舞台を各場で少しずつ変化させて、八場を演出した本公演、工夫しているなあと思いつつ、「こまつ座」ではどう作ったか興味がわきました。井上ひさし作品はそれなりの知識を持っている一でないと内容を理解するのが少し難しいと思いますが、劇団静芸のファンなら十分楽しめたと思います。
・出演者の数人の方、とてもお上手でプロ級と感心させられました。
・戸の開け閉めの折、効果音のだした方が心情をより表す事ができたのではないでしょうか?生意気かな?
無記名


○熱演でした!(はまりやくという感じです!)
○「井上ひさし」の脚本の面白さ、発想、切り口の良さが舞台によく出ていました。
△最初と最後の舞台作り(セット、照明等)をもっと工夫しないと、舞台(芝居)、ドラマの印象が弱くなります。
△啄木の「父と母」が登場していない時の舞台に、迫力とテンポが欠けています。なぜでしょうか。(脚本のせいなのか。演技のせいなのか?)
武士俣勝司 様


素晴らしい公演を拝見できた感動で一杯です。石川啄木とか明治の唄とか暗い印象をイメージしがちな題材を、出演者の迫真の演技で3時間が物足りない位芝居に惹き込まれました。静芸さんの公演は数多く拝見しておりますが今回の「泣き虫…」で演劇の真髄に触れた思いです。演出者伊藤先生の非凡な叡智とご努力に改めて頭が下がる思いでした。
杉山雅子 様


静芸の皆様へ
11月17日、昼の部を拝見しました。アンケートに書いた事は感じたままですが、急いでいたため、意を尽くせませんでしたので手紙を書きました。
私自身も何度か体験したことですが、一生忘れられないだろう悔しい「批評」に遭遇することがあります。批評する人の認識不足としか思えないものとか…。今回の私の発言がそうならないように願っているのですが…。
井上氏に限らず、小説家に固有の文体があるように、どの劇作家にも固有の語り口があります。井上氏の場合、氏に固有の語り口は、他の作家の場合よりも尊重しないと作品の味わいに影響が大きいと思われます。それは、セリフのスピード・間・展開のテンポ等に具現化されます。と言うことは、独特のセリフ術と肉体とテンションの高さが必要です。単なるリアルさを超えたものが求められているわけです。井上氏の作品の上演には、こうした方法の自覚が不可欠なのではないのではないでしょうか。もちろん、各々の演出家の個性は、その自覚の上に発揮されるべきものでしょう。こんなことは、私が言うまでもなく自明のことだったかもしれません。しかし、今回の舞台は、さまざまな得難い収穫はあったものの、この点がまず指摘されるべきでしょう。
演技に関してですが、アンケートでは中川さんと田中さんを槍玉に挙げてましたが、若い方達は皆当てはまります。肉体(身体)が置き忘れられ、その場限りの意味上のやり取りで済んでしまっていた場面が少なからずありました。肉体は、しばしば意識を裏切るものなのです。だからスリリングで息をつかせぬ表現が実現するのではありませんか。演出家は、この点を厳しく指摘するべきです。
私の妻も一緒でしたが、彼女は大いに楽しんでいました。私の演出には手ひどい批評をするのにと嫉妬を覚えるくらい気に入っていました。三人が各々結核にかかっているのをお互いわかってしまった時、啄木が言った言葉を思い出して食事中に泣き出したのには驚きました。実は私も妻に負けないくらい感動したのですが、演出家の端くれとして気張ってみました。
私は30年ほど前、鈴木光枝という女優と三年ほど一緒に仕事をしていたことがありました。私は、その三年間で彼女の芝居作りを徹底的に盗んでいました。その時はただ夢中だっただけですが、今になってみてその事のすごさがわかるのです。今回も山崎さんは、すばらしかったと思います。僕は、今回もいっぱい盗んできました。灯台もと暗しでこれを見逃す手はありません。むやみに尊敬する必要はありません。時には批判的に見た方がより本質的に盗めます。
こんな時代だからこそ、芝居をやれることの幸せを切実に感じます。次回の作品を期待しています。私の作品もよろしく。
富士市・「原田プロデュース」主催 原田一雄 様


劇団静芸の皆さんへ
先日の“啄木”公演お疲れ様でした。大変な社会状況の中、厳しい労働条件の下で真摯に創造活動に取り組む皆さんに心から敬意を表します。
観客の感想も様々だと思いますが、100人いれば100通りの意見があります。褒める人もいれば、けなす人もいます。そのすべてがその人の感性なのですから、どれが正しく、どれが間違い、というものではありません。
しかし人間というものは弱いもので都合のいい意見には耳を傾け、そうでないものは無視するという習性があります。
“役者殺すに刃物はいらぬ 下手なところを褒めりゃ良い”といいます。
私は皆さんを殺すつもりはないので、以下苦言を呈します。
全体を通しての啄木の印象は、金田一と激しく議論し、父をも実人生にしっかり足を踏ん張れと説教する強い啄木が前面に出て、泣き虫・なまいき、という側面がほとんど感じられない。たとえば“自殺常習人”母を背負うところでは、恩人であり親友である金田一が善意で食を勧めるのに、即反論し、母を背負い、こける。天才特有の怠慢(なまいき)が次の瞬間、こけるから面白いのであって、そこが表現できなければユーモアは生まれない。
井上戯曲特有のパロディが生まれてこないのは残念。
実人生では小説が評価されず、嫁・姑の対立に悩まされ、妻の浮気に打ちのめされ、おろおろする啄木が見えてこないのは“咳の音”では炭をこぼした妻をしかる啄木がきつすぎるし、金田一との議論や父を説教するときも感情が強すぎるので“質実剛健石川啄木”という印象しか残らない。
“氷”の啄木と金田一の会話は互いに相手のセリフを受けていないので、観ているのが辛い。財布を投げあう場面も同じ。互いに相手の言葉に傷ついていないので怒鳴りあっているだけ、という印象で内容が伝わらない。
また舞台の上で貧乏をどう表現するかといえば、単にボロを身に付ければよいということではなく、氷水ひとつで壮絶な白兵戦を演じたあと、光子のきし麺で大喜びするカツがいなければならない。たかがきし麺ひとつで体中から喜びがあふれるカツが居て、具体的に貧乏が観客に伝わる、と私は思う。セリフを覚えるということは、山ほどある役者の仕事の内の僅かひとつに過ぎないのです。もっと大切なことがたくさんあるのだということを忘れないで欲しい。そうでないと、舞台に人間が存在しない。あるのはセリフマシーンだけという素人芝居の典型になってしまうからです。
きついことばかり書いてきましたが、三人がいたわりあう“咳の音”は素直に胸に響いてきました。
しかし、これも三人の人柄に起因するのであって、役作りとは別の次元で好感を持ったに過ぎず、議論を深め検証する必要があると思います。
一禎について言えばおそらく観客の評価は高いと思いますが私は別の判断をしています。これについて述べるとかなり長くなるので割愛しますが基本的には“咳の音”の三人と同じ問題です。機会があれば是非三郎さんとも語論してみたいと思います。
以上、私の率直な感想です。どうか気を悪くしないで下さい。
そして、次の公演では見事に私の鼻をあかしてください。
次の舞台を楽しみにしています。
無記名


〔観劇していた時の私の席は客席のほぼ中央でした〕
@舞台転換の時、上手のカーテンが開きすぎ(毎回)中の様子が見えてしまいました。
照明の光が入ってしまいけっこうめだちました。
A書生の方の演技が芝居の流れと違うものを感じました。
B観る方としましては、あの部屋にはもっと急でおどり場が狭い階段を想像していたのですがまだ先に長いろうかのあるゆったりとした大きな家を感じさせるような出入りだったと思いました。
C洗たく干場の戸があるならば役者はそのしめられたはずの戸から体が出ないように気をつかってほしかったと思います。
D八場の書生のジェスチャー(海辺にいる節子達に伝える)の意味が伝わりにくいものだったように思いました。なくてもいいかも…。
E金田一さんが上着を脱がされた時ズボンのジッパーが下までおりていて一瞬びっくりしました。
思ったことをいろいろ書きましたが、芝居はとてもおもしろく、おかしく、そしてじ〜んときました。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。
無記名




批評をお寄せいただいた皆さま、誠にありがとうございます。
劇団一同、次回作の取り組みに活かさせていただきます。